震災で千葉ニュータウンの評価が上がる?

千葉銀行「震災後、融資申請1000億円」 今期増益見込む

千葉銀行が13日発表した2011年3月期の連結決算は、純利益が前の期比8%増の406億円だった。政策効果で倒産が抑えられ不良債権処理損失が減った。決算会見で佐久間英利頭取は震災以降「1000億円を超える融資申し込みがあり、手元資金の需要は伸びている」と述べた。金融機関の融資競争で利ざやは縮小するものの、貸出金増加でカバーし今期は前期比2%の純利益増を見込む。

今期の個人向け融資については、液状化被害の出た「浦安地域ではしばらく住宅ローンの新規融資は伸びない」(京葉銀小島頭取)。地盤が固いとされる千葉ニュータウンなどは震災を機に見直されており、県内では住宅ローンの大幅な減少はないとの見方が大勢だ。

「震災特需」で建設業界などでは業績が上向くとみられることから、京葉銀は「いい話の方が多いのではと期待」(小島頭取)。その一方で取引先の業績悪化などに備え、貸倒引当金を積み増すのが残る2行。千葉銀の佐久間頭取は「今期、震災による影響で35億円の信用コストを見込む」と述べた。千葉興業銀行は「数億円のコスト増を織り込んだ」(青柳俊一頭取)という。

引用元: 千葉銀行「震災後、融資申請1000億円」 今期増益見込む  :日本経済新聞.

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