北総線補助金 白井市、3450万円計上へ
白井市の伊沢史夫市長は十四日、市役所で記者会見し、五月の市長選の争点にもなった北総線運賃引き下げのための補助金三千四百五十万円について、本年度一般会計補正予算案に盛り込み、十六日開会の六月定例市議会に提案すると発表した。
北総線への補助金は県と沿線六市との合意に基づいているが、昨年度は市議会が再三にわたって支出を認めず、横山久雅子前市長が予算案を専決処分。本年度分も当初予算案に計上されたが、議会の反対で、削除を余儀なくされていた。
会見で伊沢市長は「この合意でなければ、値下げは実現できないと判断した」と説明。四月の市議選で補助金賛成派が多数を占めたため予算案は可決される見込みで、横山前市長の失職の一因ともなったこの問題をめぐる混乱は収束しそうだ。
伊沢市長は、市長当選後に北総線関係者や地元選出の国会議員と会談してこの問題について話し合ったことも明らかにし、合意期間の二〇一四年度までの補助金支出も「予算計上していく」と言明。その後の値下げの継続には「公費を投入せずにさらに値下げができる望ましい形を目指したい」と述べた。 (平松功嗣)
引用元: 東京新聞:北総線補助金 白井市、3450万円計上へ:千葉(TOKYO Web).