震災で千葉ニュータウンの評価が上がる?

千葉銀行「震災後、融資申請1000億円」 今期増益見込む

千葉銀行が13日発表した2011年3月期の連結決算は、純利益が前の期比8%増の406億円だった。政策効果で倒産が抑えられ不良債権処理損失が減った。決算会見で佐久間英利頭取は震災以降「1000億円を超える融資申し込みがあり、手元資金の需要は伸びている」と述べた。金融機関の融資競争で利ざやは縮小するものの、貸出金増加でカバーし今期は前期比2%の純利益増を見込む。

今期の個人向け融資については、液状化被害の出た「浦安地域ではしばらく住宅ローンの新規融資は伸びない」(京葉銀小島頭取)。地盤が固いとされる千葉ニュータウンなどは震災を機に見直されており、県内では住宅ローンの大幅な減少はないとの見方が大勢だ。

「震災特需」で建設業界などでは業績が上向くとみられることから、京葉銀は「いい話の方が多いのではと期待」(小島頭取)。その一方で取引先の業績悪化などに備え、貸倒引当金を積み増すのが残る2行。千葉銀の佐久間頭取は「今期、震災による影響で35億円の信用コストを見込む」と述べた。千葉興業銀行は「数億円のコスト増を織り込んだ」(青柳俊一頭取)という。

引用元: 千葉銀行「震災後、融資申請1000億円」 今期増益見込む  :日本経済新聞.

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震災による印西市の農業施設被害、約8億5千万

農業施設・農地被害137億円  東日本大震災、過去最大

県は9日、東日本大震災による県内の農業用施設と農地への被害が、香取市や旭市など32市町で計約137億円(4月26日現在)に上ったと発表した。県内で自然災害による被害としては過去最大となった。

県耕地課によると、農業用施設の被害は、道路や水路の損壊など2153か所で約130億500万円。農地の被害は液状化など104か所285ヘクタールで約6億9300万円。

最も被害の大きかった香取市は施設が約49億円、農地が約1億円で合わせて約50億円に上り、全県の被害の4割近くを占める。施設では旭市の約30億円、印西市の約8億5000万円が大きく、農地では神崎町の被害が約5億円と大半を占めた。

同課によると、復旧に際しては国から9割程度の補助が受けられる見込みで、残りは管理者の負担となる。既に道路や施設の多くには応急的な補修を進めており、国の補助を受けるための審査を済ませた後、今年の秋以降に復旧作業を本格化させる。

ただ、蛇行していた川を埋め立てた香取市の利根川沿いや、神崎町で農地が液状化した地域では、復旧に2~3年かかるとみられる場所もあるという。

県は10日から、香取農業事務所に「復旧支援課」を設置し、職員7人態勢で復旧に向けた技術指導にあたるとしている。

2011年5月10日 読売新聞)

引用元: 農業施設・農地被害137億円 : 千葉 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

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