3/28の議会最終日に、掲題議案が提出され、16対4の賛成多数(20名の3/4=15票以上)で、不信任案が可決されました。これで、横山市長は、辞職するか、議会を解散(阿久根市と同様)するかの選択を迫られました。また、23年度当初予算は、北総補助金、他市の駐輪場利用者補助金等が全て削除された本体だけのものが可決されました。(白井市の方から情報いただき引用させていただきました)
3/29に報道されました。
白井市議会 市長不信任案を可決
北総鉄道補助専決処分巡り 市長、議会解散の意向
白井市議会は最終日の28日、横山久雅子市長が北総鉄道への補助金支出を専決処分したことなどを理由に市長不信任案が提出され、可決した。横山市長は閉会後に記者会見し、議会を解散する意向を明らかにした。元々、任期満了に伴う市議選が4月24日投票の統一地方選後半に予定されており、解散の場合も選挙の日程に変更はない。
県市町村課によると、県内で首長の不信任案が可決されたのは4件目だが、市長では初めて。
この日の議会では、北総鉄道の運賃値下げの原資となる補助金3450万円などを削除した新年度一般会計当初予算案を賛成多数で可決した後、市長への不信任決議案が提案された。計11人が名を連ね、補助金の専決処分のほか、横山市長が公選法で禁止された年賀状を有権者に出していたことなどを理由に挙げ、「市長として不適格」と主張した。
討論で「大災害の緊急時に市長不在という状況を作り出すべきではない」などと反対意見も出たが、補助金支出の必要性を認める議員の多くも不信任賛成に回るなどし、採決の結果、賛成16、反対4で可決された。
地方自治法は、首長の不信任案が可決された場合、首長が通知を受けた日から10日以内に議会を解散しなければ失職すると定めている。横山市長は記者会見で「今は非常時。(東北からの)避難民を受け入れている状況で、市政の滞りがあってはならない」として失職を否定し、議会を解散する意向を示した。「議員は改選の時期を迎え、(不信任案に)賛成しやすかったのだろう」とも述べた。
不信任案に賛成した議員は「議会との会話不足で、毎回同じことの繰り返し。平行線の議論の積み重ねがこの結果になった」と話した。
地方自治法では、改選後の議会で再び不信任案が可決されれば市長は自動的に失職する。市議選では、北総鉄道の補助金支出の是非に加え、横山市長の政治姿勢に対する各候補のスタンスも焦点になりそうだ。
県市町村課によると、県内で首長の不信任案が可決されたのは、2009年10月の本埜村(現印西市)以来。
引用元: 白井市議会 市長不信任案を可決 : 千葉 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).