成田高速鉄道アクセス:補助金4億3000万円返還へ

成田高速鉄道アクセス:補助金4億3000万円返還へ 事務手続きに不備 /千葉

 10年7月に開業した成田スカイアクセス線の一部区間を保有管理する第三セクター「成田高速鉄道アクセス」(本社・船橋市、澤田諄(じゅん)社長)は27日、国や地方自治体から受けた約4億3000万円の補助金を、年度をまたいで繰り越す際に事務手続きに不備があったとして、近く返還すると発表した。

同社によると、印旛日本医大駅から成田空港駅間(19・1キロ)のレール敷設や高架橋工事(総工費1043億円、06年2月着工、10年3月完成)に関する09年度分の工事の際、工費の半分に当たる63億5000万円の補助金を国や県、沿線自治体から受けたが、工事の発注会社の委託料が予定より安く済んだり、未執行の工事が出るなどして、年度末に約4億3000万円の余剰金が発生。このため、翌年度の工事費用へ繰り越した。

ところが、補助金適正化法で、補助金を工期内に執行できない場合は、国土交通省などに報告義務があるにもかかわらず、同社は、最終的な工事が終了する10年度末に精算すれば良いと考え、09年度末の報告を怠ったという。国交省は昨年6月、手続きの不備を指摘、1月20日に独立行政法人鉄道運輸機構を通じ、各自治体に返還通知を出したという。

澤田社長は「鉄道施設の引き渡しの繁忙期にあったことと、報告しなければならないことを知らなかった認識不足」と説明。同社は、澤田社長ら役員3人が2月から3カ月報酬の1割を自主返納する。【

引用元: 成田高速鉄道アクセス:補助金4億3000万円返還へ 事務手続きに不備 /千葉 – 毎日jp(毎日新聞).

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白井市1億8220万円を、国と東電に請求する方針

東日本大震災:柏市が除染試算、3年間で33億5千万円 計画策定ずれ込む /千葉

 東京電力福島第1原発事故の影響で比較的放射線量が高い柏市は18日、13年度までの3年間にかかる除染費用の総額は約33億5000万円に上るとする試算を発表した。また「遅くても11月末まで」としていた除染計画策定を、12月下旬に遅らせることも明らかにした。

試算で除染対象としたのは学校、幼稚園、公園、道路など。今年度分として約17億円を計上し、補正予算案を今月25日開会の市議会に提案する。

この試算の他に、測定器の購入や除染費用として約1億8000万円、高濃度の放射性物質に汚染された清掃工場の焼却灰の保管などの費用に約1億2000万円を予備費から支出済みという。

除染計画策定は、国による汚染状況重点調査地域への同市の指定が遅れているため、来年1月1日の国の特別措置法の全面施行に合わせて1カ月遅らせる。市放射線対策室によると、実際の除染作業のスケジュールに影響は出ないという。市は、学校や公共施設、河川、民有地などの除染の優先度を定めた計画の概要も公表した。

一方、白井市は18日、放射線対策費用約8220万円を含む補正予算案を発表した。既に支出した額と合わせて約1億円を、国と東電に請求する方針だ。【早川健人】

引用元: 東日本大震災:柏市が除染試算、3年間で33億5千万円 計画策定ずれ込む /千葉 – 毎日jp毎日新聞.

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印西クリーンセンター、セシウム1万ベクレル超

東日本大震災:福島第1原発事故 柏・印西清掃工場、セシウム1万ベクレル超 /千葉

 ◇焼却灰、埋め立て中止

 柏市の2清掃工場と印西市、白井市、栄町でつくる印西地区環境整備事業組合の印西クリーンセンター(印西市大塚1)で発生した焼却灰から、1キログラム当たり1万ベクレル以上の放射性セシウムが検出されたことが、8日分かった。東京電力福島第1原発事故の影響とみられ、柏市と同組合は国の指針に従い、同8000ベクレルを超える焼却灰の最終処分場への埋め立てを中止し、一時保管している。数値が下がらずに一時保管が続けば、新たな可燃ごみの受け入れができなくなる懸念が出ている。【早川健人】

 柏市によると、放射線量を下げるために一般家庭が庭の草刈りをしたり、樹木の枝や葉の剪定(せんてい)をして可燃ごみとして出したため、数値が上がった可能性があるという。

 印西クリーンセンターが4日に測定した結果、焼却灰から同約1万4000ベクレルの放射性セシウムを検出した。同組合は最終処分場(印西市岩戸)内の倉庫に密閉して外部に漏れないように保管している。

 一方、柏市船戸の北部クリーンセンターと柏市南増尾の南部クリーンセンターでも、放射性セシウムの数値が、いずれも1万ベクレルを超過している。

 柏市はすでに6月末から焼却灰の埋め立て処分を中止しているが、「今月10日の住民説明会まで詳細は言えない」(浅羽大嗣副市長)として正確な数値を明らかにしていない。別の市幹部は「迷惑施設である清掃工場や最終処分場(柏市布施)を受け入れてもらった歴史的な経緯から、まず地元に説明したい」と話す。

 これに対し、最終処分場近くに住む市民(61)は「処分場は茨城県境にも近く、柏市だけの問題ではない。子育て世代の関心も高い。一刻も早く情報公開すべきだ」と市の対応を批判している。

引用元: 東日本大震災:福島第1原発事故 柏・印西清掃工場、セシウム1万ベクレル超 /千葉 – 毎日jp(毎日新聞).

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