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開基不祥であるが境内には「乳房公孫樹」と呼ばれる銀杏の大木があり、「観音にすがり乳柱の一部を削って煎じ、これを愛飲するとたちまち乳が出る。」と信仰を集めた。
谷田地区の西福寺境内に所在します。この公孫樹は子育て観音の「乳房公孫樹」と呼ばれ、「観音にすがり乳柱の一部を削って煎じ、これを愛飲すると忽ち乳が出る。」(なかなか母乳の出ないお母さんが、西福寺の観音様に母乳が出るようお祈りし、イチョウのこぶの一部を削って煮詰め、これを好んでいつも飲んでいると、たちまち母乳が出るようになる。)とされ信仰を集め、近郷からも乳飲み子を抱えた母親の参詣で賑わったといいます。特に第二次大戦前は東京からも人々が訪れたといいます。幹周り510cmは市内でも最大級のもので、市内を代表する巨木のひとつです。
通りからは入り口が分かりずらいので注意です。境内には車が数台停まっていましたが、勝手に停めていいんでしょうか。
幹周り(みきまわり)…地表面から高さ1.3mの高さの幹の周の長さを測ったもの。
乳柱(ちばしら)…公孫樹の幹の表面に出来る乳房状のこぶ。
で・・でかい!! これが西福寺の公孫樹(いちょう)です。立派!
464号から入ってすぐにありますが、車の通りも少なく静かな境内です。
人工池もあります。
大銀杏は一見の価値ありです。