毎年恒例、白井市が平和への願いを込め、千羽鶴を広島市に送りました。
世界的に不穏な空気が流れる中、こういった事業はもっとクローズアップされていいと感じます。
毎日新聞2016年4月9日 地方版
http://mainichi.jp/articles/20160409/ddl/k34/040/650000c
千葉県白井市は、市民らが平和への願いを込めて折った千羽鶴を広島市の平和記念公園に送った。毎年恒例の事業で7回目。今回は昨年が戦後70年だったことから関心が高かったとみられ、過去最多の28万7983羽に達した。千羽鶴は同公園内にある「原爆の子の像」近くで展示される。
募集は今年1月下旬から2月下旬に行われ、集まった折り鶴を34人のボランティア
が約2カ月かけて裁縫用の糸でつないだ。千羽鶴は段ボール箱25箱分となり、3月28日に発送した。白井市によると、目標は市民1人が1羽折ったと考えて約6万3000羽だが、2013年度以降は20万羽以上寄せられている。例年以上に関心が高かった今回は4万7000羽を折った高齢の女性もいたという。担当者は「事業は来年以降も続けたい」と話す。
1987年3月に「平和都市宣言」をした同市は、平和事業の一環として09年度から折り鶴の募集を始めた。各地の自治体での同種事業は夏に行われるが、同市はこの時期に実施している。