印西の病院建設断念

印西の病院建設断念 公募応じた医療法人

 印西市の公募に応じ、二次救急に対応した地域病院の設置を目指していた医療法人「正徳会」(東京都)が、資金の調達が困難として病院建設を断念したことが1日、わかった。

 正徳会は2009年、病院建設にあたって一般病床250床の配分を県から受けた。県は通常、配分決定後、半年以内に開設許可申請を出すよう指導しているが、正徳会は今年3月、「金融情勢の悪化などもあり、病院開設・運営資金を調達することが困難になった」などとして、配分病床の返上願を提出した。

 市健康福祉部によると、人口流入が続く千葉ニュータウンを抱え、二次救急を担う医療施設の必要性が増している。同市別所では医療法人「緑生会」(我孫子市)が病院の建設を進めており、12年12月に開設予定。緑生会によると、配分を受けている81床は産婦人科が中心。同部では「正徳会の病床返上は残念だが、今後は、緑生会に二次救急にも対応してもらえるよう働きかけたい」としている。

2011年6月2日  読売新聞)

引用元: 印西の病院建設断念 : 千葉 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

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