真木よう子
真木よう子写真集『MUSCOVITE』(光文社刊)真木よう子写真集『MUSCOVITE』(光文社刊)真木よう子写真集『MUSCOVITE』(光文社刊)
女優の真木よう子は1982年10月15日生まれ。千葉県印西市出身。
4人兄弟の長女として生まれ、子供の頃から芸能界に強いあこがれを持つ。中学校を卒業すると、親の反対を押し切って俳優養成所「無名塾」の入塾審査に応募。この年の競争率は400倍にも及んでいたが、見事に塾生としての座を勝ち取った。入塾後はわずか2年で公演『どん底』のナターシャ役に採用されるなどの活躍を見せていたが、些細なすれ違いから主宰の仲代達矢と口論になってしまう。結局、真木はそのまま無名塾を去ることになった。
01年に青少年向けの教育映画『DRUG』で女優としてデビュー。同年7月にNHKの時代劇ドラマ『茂七の事件簿 ふしぎ草紙』にゲスト起用されると、その後も真木は『下妻物語』や『パッチギ!』などの映画の他、数々のドラマやCMに出演していく。06年には西川美和監督作品『ゆれる』に出演。すると、映画は数々の賞を受賞し、カンヌ国際映画祭監督週間に出品されるなど、世界的な評価を受けることになる。この映画で真木も山路ふみ子映画賞の新人女優賞を受賞した。また、この年には映画『ベロニカは死ぬことにした』で初主演を飾っており、大胆なヌードシーンが大きな話題となっている。
その後も、08年には各放送回を異なる演出家や脚本家が担当するという異色のドラマ『週刊真木よう子』で主演を担当。10年にはNHK大河ドラマ『龍馬伝』にお龍役で出演するなど、順調に女優としてのキャリアを積み上げていく。13年には主演映画『さよなら渓谷』が、モスクワ国際映画祭の審査員特別賞など数々の映画賞を受賞。さらに、同年公開の『そして父になる』もカンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞すると、これらの功績が評価され、日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞と最優秀助演女優賞を同時受賞するという快挙を果たした。
14年には写真集『モスコヴァイト(MUSCOVITE)』を発売した他、その写真展を代官山の「ギャラリースピークフォー(GALLERY SPEAK FOR)」で開催。また、真木は「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」との関係も深く、13年には街頭広告に日本人としては初めて採用された他、14年に「ルイ・ヴィトン新宿店」がオープンした際もテープカットを担当している。
一方、私生活では08年に元俳優の片山怜雄と結婚。翌年には長女を儲けた。